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ITKarte (ITカルテ)

医療情報,医用データの患者さんへの開示(カルテ開示), 医療施設間の連携(病病連携,病診連携), 生涯の医療情報の蓄積(生涯カルテ),  いつでも何処でも必要な医療情報へのアクセス(ユビキタス カルテ),をインターネットで実現するITKarte(ITカルテ)をご紹介します. ITカルテはインターネット上に構築された医用データ共有システムです.医師と医師,医師と患者さんの間の医療情報共有をサポートするツールとして利用されています.はじめての人は”カテゴリー”の「ITカルテのはじまり」をご覧下さい.

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患者から見た開示型カルテ
ITカルテが実現している状況を患者側から見ると,開示型カルテです.

MRIを撮影した後,データを入れておくと患者さんは,自宅で色々と自分なりに見ることができます.利用している患者さんの様子からは,どの程度自宅でじっくりと観察しているのかは良く分かりません.しかし,確認はしているらしく,『・・・・の事,入れておいてください』と催促されたりします.

最も,重宝するのは,複数の医療施設を受診するときである.何処の病院を受診したときも,最後の検査や,最新の投薬状況が分かるので,紹介状に細かい記載が無くても診療がスムーズになります.これは,患者さんも利用し始めてから気づくようで,写真袋を持ち歩かなくて良いので『便利ですね!』とほめていただいたりします.

それから,複数の施設の医師が相談をしながら治療方針を決めるときも,その過程を患者さんに見ていただきながら,最終的に最も推薦できる方法を患者さんに提案することができます.患者さんの方も,自分で納得がいくと,『・・・の方向でよろしくお願いします』と書き込みされたりします.

会員制で使っていただくシステムであるため,患者さんは会費(一ヶ月500円)が必要です.
これまでに,感じたことは,利用を希望する患者さんと希望しない患者さんを,こちらが予測する事は,それほど簡単ではない,ということです.
インターネットを利用しなくてもITかるての会員になることを希望する患者さんがいますし,年齢も様々で,利用者が必ずしも若者ばかりとは限らないようです.
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