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最近のITカルテの周辺情報をお届けします.
まず,ITカルテを利用したDICOM画像のJPEG変換機能は,好評のようです.利用者が増加している模様です.処理スピードが速く,あっと言う間に終わります.DICOMツリーの枝毎に,フォルダを作成して格納されるため,その後の使い勝っても良好です.
ITカルテを利用した画像の紹介機能も利用者が増加しています.そのため,連携専用のID作成が増えてきています.画像登録の後,紹介機能を上手く使ってもらえると,関連施設から大学病院への情報提供など非常に便利です.
画像の処理に関しては,取り込み時やJPEG変換時のCTのウィンドウ幅,ウィンドウレベルの設定ができるようになりました.これにより,頭部条件,骨条件,肺野条件,縦隔条件などが選択できるようになり,好みの状況での処理が行えるようになりました.
依然として問題のあるものは,そのCDあるいはその施設特有の圧縮やファイル形式のCDです.時々汎用型DICOMでないデータCDがあります.
データCDのルートディレクトリにDICOM.DIRのファイルとDICOMデータフォルダ
DICOMデータフォルダに各DICOMデータ という構造のCDならほぼ問題なく処理できます.
¥-DICOM.DIR
-DATAフォルダ¥-DATA1フォルダ¥-データ1-1
-データ1-2
-データ1-3
-データ1-4
....
-DATA2フォルダ¥-データ2-1
-データ2-2
....
-DATA3フォルダ
....
-DATAnフォルダ
となっているDICOM CDならばOKです.
これは,たぶんにCD作成施設の問題なのですが,他院へのデーCDを作成するソフトウェアの製作会社に汎用DICOMの出力機能を装備してもらう必要がありそうです.
データ出力病院やクリニックに装備されているソフトウェアに依存しているため,業界としての努力が求められるところではないかと思われます.
データ出力施設の医師は,データCDの作成を放射線技師に依頼しますが,放射線技師はその施設にある作成ソフトウェアでCDを作成します.作成されたデータCDを作成施設の医師は使いませんので,使い勝っての悪さを知らないまま過ごしています.
紹介元は十分な量と質のデータを送ったつもりになっていますが,紹介先(受け取り手)の医師が開いてみると,DICOMビュアーが起動しなかったり,使い慣れた汎用ビュアーで見ることができなかったりとfrustrationが溜まります.
また,以前にも述べましたが,一般の開業医の中には,CT,MRI,レントゲン写真など大量のデータを1枚のCDに入れてくる場合があります.良かれと思っての事でしょうが,保存ファイルは高圧縮でデータ落ちがひどく,解像度の低い画像になります.画像データCDを作成する場合は,非圧縮ファイルで作成して欲しいものです.
そんなこんなで,上手くいかないこともあるのですが,読めないCDは常にITKarteサービス会社へfeedbackをかけていますので,少しずつ改善されてきています.
このブログのアクセス解析をみると,このブログにたどり着く検索ワードで,
DICOM, JPEG, 変換,フリー
の組み合わせが特に多いことに気づきました.
皆さん,困っているのでしょうね.
ITカルテの利用登録には,医師免許番号の記載が必要であるため,二の足を踏んでいる方が結構いらっしゃるのではないかと思います.
ITカルテ開発スタッフもサービス提供に協力しているNECパーソナルシステム南九州株式会社も皆様に信頼していただけるように,努力しています.
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