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ITKarte (ITカルテ)

医療情報,医用データの患者さんへの開示(カルテ開示), 医療施設間の連携(病病連携,病診連携), 生涯の医療情報の蓄積(生涯カルテ),  いつでも何処でも必要な医療情報へのアクセス(ユビキタス カルテ),をインターネットで実現するITKarte(ITカルテ)をご紹介します. ITカルテはインターネット上に構築された医用データ共有システムです.医師と医師,医師と患者さんの間の医療情報共有をサポートするツールとして利用されています.はじめての人は”カテゴリー”の「ITカルテのはじまり」をご覧下さい.

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地域医療連携 IT化の問題点1
地域医療連携,ITによる医療の連携,ユビキタスカルテ,ITによる医療情報開示など,さまざまなテーマが唱えられているが,現状を見るとうまくいっていない.
何故か.
ITカルテは,インターネットさえあれば,いつでもどこからでも利用できるように,出来るだけ利用に当たってハードの制約がかからないように設計してきた.ところが,現状でITカルテの利用促進を妨げている大きな問題は,全く基本的なことである.
診療の場にインターネットが無いことである.私の勤務している病院では,外来診療の場にインターネットがあり,院内電子カルテもITカルテと繋がっているが,多くの病院や医院では,外来診療の場にインターネットすら無いところが未だに多い.医局(医師のオフィスみたいなところ)では,インターネットが利用できるが,患者さんを前にする診察現場にはインターネットが来ていないのである.
勤務医師は,診療現場にインターネットがあることを望んでいる人も多いと思われるが,経営者の方は,そんなものは必要ないと考えているようである.
最近,一人でクリニックを開業する医師は,診察デスクにインターネット接続のパソコンを置く人が多くなっているが,これらは特別な状況であるようだ.
あらゆる医療現場にインターネットが整備されるまで,もう暫くだろうか.

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