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ITKarte (ITカルテ)

医療情報,医用データの患者さんへの開示(カルテ開示), 医療施設間の連携(病病連携,病診連携), 生涯の医療情報の蓄積(生涯カルテ),  いつでも何処でも必要な医療情報へのアクセス(ユビキタス カルテ),をインターネットで実現するITKarte(ITカルテ)をご紹介します. ITカルテはインターネット上に構築された医用データ共有システムです.医師と医師,医師と患者さんの間の医療情報共有をサポートするツールとして利用されています.はじめての人は”カテゴリー”の「ITカルテのはじまり」をご覧下さい.

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患者IDの新規登録について
今回は,患者IDの新規登録について述べます.
ITカルテは,医師が会員になっていさえすれば,新しい患者会員IDをすぐに作成する事ができます.
患者が受診した時,そのデータをon timeに連携できるようにすることは,地域連携では重要なことです.ITカルテでは,医師が即座にITカルテの患者会員を作成することができるのです.この時,患者会員の種類が2種類あります.

A. 一つは,患者参加型の患者会員です.この会員IDでは,患者さんが入会申請用紙をサービス会社に送ることにより,患者さんにパスワードが送られてきます.このパスワードを使って,患者さんがログインすると自分のデータを見ることができるようになっています.この患者会員になると患者さんには会費が請求されます.

B. もう一つの患者会員は医療連携専用の患者会員です.この医療連携専用の会員IDは,医師が他の医師に相談したり,画像を送ったりするためのものです.患者会員とは言っていますが,患者さんには入会申し込みが発行されず,入会申し込みをサービス会社に送ることもありません.患者さんにパスワードが発行されないため,自分のデータを見ることはありませんが,会費も発生しません.医師はメールで添付書類を送るように大容量のデータを他の医師に送ることができ,Aと同じように利用できます.しかし,データの保存期間が3か月に限定されています.

Aの患者参加型の患者会員は,有料でも,自分のデータ開示を受けたい患者さんに使ってもらうためのものです.
Bの連携専用の患者会員は,患者さんにITカルテの説明をする必要が無く,また,有料会員になることを希望しない患者さんであっても医師の裁量で使えますから,遠隔地への返事や紹介を素早く行うことができます.

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