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ITKarte (ITカルテ)

医療情報,医用データの患者さんへの開示(カルテ開示), 医療施設間の連携(病病連携,病診連携), 生涯の医療情報の蓄積(生涯カルテ),  いつでも何処でも必要な医療情報へのアクセス(ユビキタス カルテ),をインターネットで実現するITKarte(ITカルテ)をご紹介します. ITカルテはインターネット上に構築された医用データ共有システムです.医師と医師,医師と患者さんの間の医療情報共有をサポートするツールとして利用されています.はじめての人は”カテゴリー”の「ITカルテのはじまり」をご覧下さい.

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インターネットでカルテ開示
インターネットでカルテ開示を行っている医療施設がどのくらいあるのでしょうか.「インターネット,カルテ開示」をキーワードに検索してみました.SECOMのサービス,八女中央病院,オープンカルテの3つがあることは確認できました.他にもあるのかもしれませんが,詳細は不明です.
ところが私達のITカルテは,検索に引っかかってきませんでした.そこで,このブログに改めて,”インターネットでカルテ開示”のコメントを書くことにしました.

ITカルテは,2007年よりサービスを開始しており,現在少しずつ利用者が増えてきています.
ITカルテの特徴は,医療施設や医師が会員登録(無料)すれば,通常のブロードバンドインターネット環境下(VPNネットワーク不要)で利用することができます.病院や医院にとって導入の為の投資は,自分たちが使用するパソコンだけです.インターネットで医療情報開示を行ってみたいと考える医師や病院,クリニックにとっては,経済的ハードルの低いシステムです.

患者会員がカルテ開示を受けるためには,有料患者会員(年間6300円)になる必要があります.患者は有料なのですが,他のインターネットカルテ開示システムと異り,何処の病院で入力されたデータでも見ることができます.他のカルテ開示システムは,提携している病院や医院同士のデータしか開示されませんが,ITカルテは,VPNネットワークという擬似専用回旋を必要としませんから,臨機応変に色々な所からデータの入力閲覧ができます.

VPNネットワークを用いていないから,不特定の人や医師から自分のデータを見られてしまうのではないかということを心配されるかもしれません,しかし,ITカルテの大きな特徴として,主治医-患者関係を厳密にコントロールするアクセス権管理システムが導入されています.これは,ITカルテのみが利用できる特許となっています.また,金融取引にも利用されるSSL暗号化通信が行われていますので,データ漏洩に対する備えは強固です.
ITカルテサーバがファイヤーウォールを備えていることは当然ですが,ITカルテシステムは,個人名や住所などの個人特定情報をサーバ内に持たないシステムになっていますので,万が一,セキュリティが破られても個人情報と一体化した医療情報が第3者に渡らないように設計されています.

ITカルテのシステムを知っていただければ,その安全性に納得いただけると思います.
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