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最近,地域連携パス(医療連携パス)が話題に上ることが多い.ITカルテを利用すると,この連携パスをウェブ上で共有することが可能になる.
連携パスを運用するには,連携パスのひな形が必要になるが,ひな形が含むべき項目は,疾患の種類や患者の治療経過の中でのステージ(段階)により異なる.つまり,急性期のラディカルな治療を行う救命救急病院と亜急性期からリハビリ期間,慢性期,あるいは介護施設と変化するにつれて,医療者が重視する指標が変化するのである.これらを全て一つのパスに載せることにすると,治療時期により全く使われない項目が多数に及び,非常に効率の悪いものになる.
よって,利用するステージに応じた評価項目を備えた簡便なテーブルを隣り合うステージの医療施設で作製していくのがよい.
また,地域の医療施設の特性により,評価項目も多用性を持つと考えられ,常に同じ項目を備えた連携パスを全国的に利用することは困難である.
このような理由から,連携パスは,地域の医療施設が話し合いの中で作製していくと思われ,個々のグループがエクセルのテーブルのような形で準備することが現実的であろう.そうすることにより,利用する医療者が項目を追加したり,修正したりしながら,フレキシブルに運用できると考えられる.
このようなエクセルテーブル(表)をウェブ上で患者ごとに共有するには,ITカルテが適している.ITカルテは,医療データとして,ファイルを時系列に沿って保存することを最も得意とするウェブ型データベースであり,安価に利用できる.
連携パスを運用するには,連携パスのひな形が必要になるが,ひな形が含むべき項目は,疾患の種類や患者の治療経過の中でのステージ(段階)により異なる.つまり,急性期のラディカルな治療を行う救命救急病院と亜急性期からリハビリ期間,慢性期,あるいは介護施設と変化するにつれて,医療者が重視する指標が変化するのである.これらを全て一つのパスに載せることにすると,治療時期により全く使われない項目が多数に及び,非常に効率の悪いものになる.
よって,利用するステージに応じた評価項目を備えた簡便なテーブルを隣り合うステージの医療施設で作製していくのがよい.
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